Q&Aコーナー
様々な症状に対しての疑問・質問にお答えしていて参ります。
今回は「寝違い」についてです。
Q:寝違いが起きるのはどうしてですか?2〜3日辛い痛みが続きます 早く治まる方法がありますか?
A:寝違いは決して「寝ている姿勢」により起こる症状ではありません。ココ良く理解ください。
「2つ」重要なことがあります。
一つは…《頚椎のカタチ》
本来、頚椎は7つの骨(椎体)と、そのクッションである椎間板が、規則正しい前弯カーブが存在している事で、筋肉への負担を最小限にしています。
カラダを支持する背骨に歪みが存在すると、その背骨を支持する筋肉への負担が増大する事により、疲労が蓄積し、 いわゆる「疲れが取れない」という状況を作り出します。
「疲れが取れない」という感覚は、血液に含まれる乳酸という物質が、代謝され難くいのも大きな要因です。
頚椎のカタチ由来による改善案として、歪みを正しく確認して、元々の規則正しいカタチへと導く施術方法が、望ましいのは言うまでもありません。
加えておくならば、歪みが存在する頚椎を支持する筋肉を 対症療法などで緩めると、椎間板への負担増となり、最悪「頚椎症」から「ヘルニア」と悪化することも懸念されますのでご注意ください。
もう一つは…《ビタミンという栄養素》
冒頭に示しましたが、頚椎の歪みにより支持する筋肉に疲れが溜まり易くなると、柔軟性が失われます。
この柔軟性を取り戻すのは対症療法という方法ではなく、疲れの物質とされる乳酸の代謝が、必要となります。
乳酸という物質をエネルギー消費するために必要な栄養素が、『ビタミンB群』です。
その中でもビタミンB1がポイントとなります。
筋肉の疲れは、対症療法などの方法ではその場しのぎとなり、原因を放置した最悪の方法とも言えます。
この様に 「寝違い」という症状は、寝ている姿勢の問題ではなく、一つは《頚椎のカタチ》もう一つは《ビタミンという栄養素》が、「寝違い」を繰り返さない、そして、肩こりなどの疲れを最小限にする最善の方法です。
「寝違い」を繰り返さない、そして、一日も早く症状の回復を期待されるのであれば、原因と考える頚椎の歪みをレントゲンで確認し、血液にビタミンという栄養素が満たされているのかを確認するのが 、回復への近道です。